メタバースとビジネス: "UEFN" "フォートナイト"の企業活用事例
フォートナイトは世界中の若者に人気のあるゲームメタバースであり、様々な企業やブランドがその魅力や集客力に注目しています。前回の記事では、UEFN・フォートナイトの概要について触れました。
https://xr.playknot.co.jp/uefn
ではUEFN・フォートナイトには、どのような企業活用例があるでしょうか。
4つの事例について本記事で集中的に取り上げます。
NIKE x UEFN
フォートナイトのアイテムショップにて、コスチューム「Airie」や「Maxxed Out Max」など
Airphoriaのアイテムを販売。
Airphoriaのインスピレーションを受けたコレクションも発売され、
Fortniteの仮想世界AirphoriaとAir Maxが直接リンクしています。
このように、フォートナイト内ならではのコスチュームと共に
現実のコレクションを連携することでNikeのブランドエクスペリエンスとイノベーションを強化し、
ファンとの新しいつながりを提供しています。
- プロジェクト: Airphoria - バーチャルスニーカーハント
- 目的: ブランドエンゲージメントの強化、新しいマーケティングチャンネルの開拓
- 効果: クリエイティブな自由度、新しい顧客層へのアピール、ブランド体験の強化
要点: UEFNを活用することで、NIKEはブランドと製品のデジタルレプリカを創造し、ファンとの新しいつながりを築いた。
コカ・コーラ x フォートナイト
コカ・コーラはフォートナイト内で新しい「Zero Sugar Byte」というフレーバーを発表し、
Fortniteのクリエイティブチームと共同で、
専用の「ピクセル・ポイント」というネオンカラーのバーチャル世界を制作しました。
この空間には、巨大なガラス瓶とコカ・コーラ缶の中に組み込まれた協力用パズルゲームなど、
多くのミニゲームがあります。
フォートナイトのカスタムビルトアイランドを使用して新しいフレーバーを発売し、
フォートナイトの成熟した広告プラットフォームとしての地位をさらに強化しました。
- プロジェクト: 新しいフレーバー「Zero Sugar Byte」の発表
- 目的: 新製品のプロモーション、メタバースへのエンゲージメント
- 効果: ブランドとコミュニティの結びつき、新しいマーケティングチャネルの開拓
要点: Coca-Colaはフォートナイトを活用して、新しい製品をゲームの中で最初に体験させる革新的な方法を提供した。
Balenciaga x フォートナイト
Epic GamesとBalenciagaは、Fortnite内で初めてのハイファッションスキンを提供。
バーチャルの衣装だけでなく、ゲーム内のBalenciagaテーマ性ハブと実際の衣料品ラインにも及びます。
新しいスキン、Balenciagaテーマ性のアクセサリー、Balenciagaの「Strange Times」クリエイティブハブ等が提供され、
東京、ロンドン、ソウル、ニューヨークなど実際の都市で広告がなされました。
- プロジェクト: Fortnite内のハイファッションスキン
- 目的: ファッションとゲームの融合、新しい顧客層へのアピール
- 効果: ブランドのリーチ拡大、新しいエンターテイメントの形態の創造
要点: Balenciagaはフォートナイト活用によりファッションとゲームの境界を曖昧にし、新しいエンゲージメントの形態を生み出した。
O2 x フォートナイト
O2は、フォートナイトを活用したマーケティングキャンペーンを行いました。
フォートナイト内にO2アリーナを建設し、
期間限定でEasy Lifeのバーチャルライブイベントを開催しました。
O2アリーナ内では、隠された部屋、バックステージエリア、O2 Blueroomなどがあり、
プレイヤーはチャレンジを完了してゲーム内の報酬を解除できるギミックがありました。
- プロジェクト: Fortnite内のO2アリーナ
- 目的: ブランドとゲームの結びつき、音楽とゲームの融合
- 効果: ブランドの認知度向上、新しいエンターテイメントの形態の創造
要点: O2はFortnite内で象徴的なアリーナを再構築し、音楽とゲームの新しい融合を実現た。
プレイヤーはブランドとの新しいつながりを築くことができ、エンターテイメントとマーケティングの新しいフロンティアを開拓した。
まとめ
4つの事例を通してUEFN・フォートナイトの企業活用例を見てきました。
FortniteとUEFNのようなプラットフォームは、ブランドと消費者との
新しいつながりを築くための無限の可能性を提供しており、
今後のマーケティングとエンゲージメントの戦略においてますます重要になると考えられます。
メタバースプラットフォームを使った取り組みをカバーし、ビジネスモデルに組み込むことで、
今後の市場動向や消費者とのつながりの構築に重要な洞察・発展を得られるのではないでしょうか。
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